倖田來未はなぜ売れたのか〜その1
今聞いてる曲
- アーティスト: 倉木麻衣,池田大介,大野愛果,麻井寛史,鎌田真吾,岡本仁志,大賀好修,徳永暁人
- 出版社/メーカー: GIZA studio
- 発売日: 2005/08/24
- メディア: CD
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12週連続シングルリリースという前代未聞の活動を続けている倖田來未。
そんな彼女が3月にアルバムをリリースすることが決定した。
http://www.rhythmzone.net/koda/info/index.htm
収録曲はもちろんあの12曲で、ハナっからアルバム待ちだった人にとっては朗報であろう。
多くの方がご存知のように、今一番勢いのあるミュージシャンと言われ快進撃を続ける彼女であるが、ここでふと思う。
なぜ彼女はこんなに売れているのだろうか?
流行なんてなるようになるものさーと思うのが普通かもしれないが、普通の人よりかはミュージシャンの昇降にくわしい(と思っている)どらごんも、まさか彼女が時の人となるまでに売れるとは思ってもいなかった。
ということで、今日から4回にわたってその謎に迫ってみようと思う(書いてたら8000字近くなったんで分けます)。
<目次>
◆倖田來未とは
◆倖田來未の不思議
◆ブレイクの条件1:神4段ステップ
◆ブレイクの条件2:神継続の2ステップ
◆ブレイクの条件3:4段ステップと2ステップの組合せ
◆ブレイクの条件4:イレギュラー
◆倖田來未が売れた原因
◆お膳立て1:空虚の人気
◆お膳立て2:次世代の戦略
◆まとめ
◆補論
◆倖田來未とは
http://www.rhythmzone.net/koda/profile/index.htm
◆倖田來未の不思議
一般にはいきなり有名になった新人と思われているかもしれない彼女であるが、実はそういうわけではない。
00年にデビューを飾り、03年にブレイク、これまでに10曲近いヒット曲を歌っている。
特に03年のブレイク曲「real Emotion」はファイナルファンタジーのテーマソングとして大ヒット。
ゲームタイアップという戦略を本格化させた、非常に存在感のある曲だった。
04年の「キューティーハニー」もアニメソングリバイバルとして大いに話題になった。
ということで普段何気なくテレビを見ている人なら、彼女のことを今の今まで知らなかったという人は少ないはずなのである(あの刺激的な衣装も昔からやってたぞ)。
そんな人がデビュー6年目にして時代のトップに昇りつめた。
デビュー6年目にしてブレイク、というのは別に珍しいことではない。
レコード会社に見捨てられない限り、たとえデビュー30年目でもブレイクは可能だ。
それよりも不思議なのは、一度世間を賑わした人が2年というブランクを置いて更なる大ブレイクを果たしたことである。
その2へ続く