I've Sound

今聞いてる曲

心を開いて

心を開いて

▲僕がZARDの中でも最も好きなシングルの一つ。地味ながら切ないリズムと旋律が最高級です。今更感じますが、やはりJ-POP好きとしてZARDの存在は相当のもので、これから先もうZARDの新曲が聞けないのか…と思うと寂しいです。




最近更新がストップしているのは仕事関連がちょっとばかし忙しいことや、土日が様々な理由で潰れてしまっているからなんですが、最大の理由となっているのはI've Soundという音楽を聴きまくってるせいですスイマセン。



I've Soundというのは…説明するよりWikiった方が早いですが、簡単に説明すると、まあジャニーズとかビーイングみたいな音楽集団の一つです。所属アーティストで有名な人はKOTOKO川田まみ…くらいはJ-POPファンならご存知の方は多いと思われます(06年 KOTOKO「being」@初登場4位とか)。今でこそ映画、アニメ、CMタイアップによりメジャーでTOP10入りをズンドコ果たしていたりしますが、元々はインディーズ(自主制作)のクリエイター集団で、そこから主にパソコンゲームの主題歌などで人気を博し→所属アーティストがメジャーデビューという経歴を持っています。で、それにドップリ漬かってしまいまして。僕は基本ヒット曲に絞って聞いているのですが、まあこれはこれで!ってことでDTM(アマチュアパソコン製作音楽)と同じ視点で扱ってみました。



今回聞いたのはI'veの基本(?)と言われるGIRLS COMPILATIONシリーズアルバムで、その名の通り、I've所属アーティストの曲がアーティストバラバラで入っている人気シリーズです。1999年の1st「regret」から2005年の6th「COLLECTIVE」までを約2週間かけて聞き込みました。音楽のジャンルはWikiの概要にある通りトランスを中心にダンスチューン、バラードなど(他このGIRLS COMPILATIONシリーズには入ってなかったが、いわゆる電波ソングも豊富らしい)で、全般的にデジタル音質のアップテンポが多めでした。トランスと聞くと電子音が同じテンポでやかましく鳴り続けるような音楽を想像しますが、I'veのトランスはそれよりもメロディーに重点が置かれており、どちらかと言えばトランス要素が前面に押し出されたダンスチューンという感じです。



レビュー的に書くとこんなもんですが、もっと本音を言うと、いや〜、何というか、すごい良い出来です。ノリノリです。機械的な単一リズムながらサウンドに奥行きを感じると言いますか、やはりトランスの雰囲気の注入によって進化したダンスチューンという言い方が一番しっくりきますね。メロディーも90年代好きには聞きやすい整ったもので、バラードやポップもものによっては神曲です。ダンスチューンという現在のJ-POPの流行とは離れた音楽かもしれませんが、はっきり言うとJ-POPを聞いてるのが億劫になってくるくらい良質で、カッコイイ曲が多いです。J-POP信者な僕ですが、こういう曲を聴いてると「(音楽マニアとしての)進路間違えたかなー」とか本気で思いますね。



僕の好みは本ページでも宣言している通り、「一定のリズムを刻む、楽しくて切ない感じの聞きやすいJ-POP」。これに大筋で合意した音楽ジャンルであったこともあり、ここ最近はJ-POPそっちのけでI've Soundにどっぷりです。バンド形式の曲なんて、最近はプレイヤーに常備してある「God knows...」くらいしか耳にしてませんわ。



というわけでみなさんにも是非おすすめしたいのですが、ちょっと一歩引く点がありまして…。てか僕も音楽データをいただいた方からの情報や、ネットで調べてつい最近知ったことなんですが、タイアップがほとんどギャルゲーとかエロゲーなんですわ。そう言えば一般のCD店ではあんまり見たことないですし、近年有名になってそういう店に置かれいても、アニメ・声優のコーナーにあったりします。それは根本的に違うんじゃ…。ですがファン層もやはりネット世界の住人が中心のようで、聞いてたらオタクの烙印を押される可能性のある音楽であることは一言追記しておきます。まあ逆に考えると、ここまで本格的な音楽がJ-POPでなくコミケでしか手に入らないようなパソゲーに使われているのが疎ましいです。ギャルゲーの曲なんか気の狂った電波曲ばっかりだと思ってましたけど、どこにいい音楽が埋まってるかわからないもんですわ。