オリコンに表記されない売上3

今聞いてる曲

もってけ!セーラーふく Re-Mix001 -7 burning Remixers-

もってけ!セーラーふく Re-Mix001 -7 burning Remixers-

▲先日、アニメ・電波曲として実質チャート1位を記録した「もってけ!セーラー服」のリミックスで、本作も実質初登場2位を記録。てかこれはマジでヤバいよ。原曲もすごかったけど、本気でコアなリミックスかけちゃった。原曲がよかっただけあって音楽的にもネタ的にもすごく聞きごたえがあります。



3月に考察を行っていた「オリコンに表記されない売上」の続きです。随分更新できず記事的にも古いものになってしまいましたが、今さらでも載せてみたいので書いてみます。



<前回までのあらすじと主張>
オリコンはたかだか全国の主だったCD店を対象に調査を行っているに過ぎず、それらの店舗に置かれていないCDはもちろん加味されていません。例えばアニメ関連CDは一般店よりもアニメ専門店や通販での流通が主流で、オリコン集計では過小評価されている可能性が高いジャンルかと思われます。近年TOP10入りを当たり前の様にしてくるこれらの曲の中から、その代表として「涼宮ハルヒの憂鬱」を例に取りました。この「涼宮ハルヒ」は深夜アニメで、しかも地方局でしか放送されなかったアニメにも関わらず、関連CDの売上はオリコン集計でさえ60万枚に達している、局地的人気を代表する大ヒット作。では、これらのCDはオリコン集計と比べてどれくらいの誤差があるのでしょうか。



という訳で今回は、そういったオリコン集計店に置かれにくいCDの実際の売上はどのようなものなのか』を考察していきたいと思います。



しかしその前に数点、前回の記事の訂正を行いたいと思います。まず『TSUTAYAすらオリコンの集計に入っていない』としましたが、どうやら現在は集計に入っているようです。もう一つ『アニメ・声優界で歴代1位の曲』みたいな記述をしましたが、歴代ではなく00年代のお話です。注釈が抜けていました。それぞれ訂正します。ご指摘ありがとうございました。


それでは本編を。





ここからが本番です。あまりオリコンで集計されにくいだろうこれらのCDは、実際どれくらいの売上と考えるのが妥当なのか。もう前回の極端な例みたいな100枚やそこらの話ではありません。100,000枚の話です。もし20倍ならダブルミリオンです。実際ゴールドディスクにもなったこれら特殊なヒット曲は、やはりJ-POP好きとしてある程度規準を持っておくべきであると思い考察しました。



一般曲で見ると、ミスチルの「四次元 Four Dimentions」がオリコン92万で出荷100万や、倖田來未の5万限定12週連続リリースがオリコン45,000枚程度ということより逆算すると、一般のCDはオリコン+5%〜10%増くらいで収まっています。そこでアニメも出荷枚数より検証しようとしたのですが、そこまで正確なデータを持っていないため、あくまで推測のレベルであることをはじめにお断りしておきます。(だったら書くなとか



まずエンディングの「ハレ晴レユカイ」は、7月に10万枚出荷の証である「日本レコード協会ゴールド等認定作品」に認定、出荷は当時12万枚というデータがあります。しかし同時期のオリコン累積得点は6〜7万程度。当時はアニメも放送されており、その頃は後に騒動と言われるほど品薄だったらしいので、仮に出荷枚数の95%は販売されていたとしましょう。となると、実質売上はオリコン数値の1.7倍〜2.0倍程度。思ったより想定の範疇ですが、一般の1.05倍〜1.1倍に比べると大きな幅です。オープニングの「冒険でしょでしょ?」も出荷8万枚に対しオリコン4万〜4.5万で、同程度の幅でした。


7月ゴールド認定時「ハレ晴レユカイ」の各データ
ゴールド認定  100,000
発売元出荷枚数 120,000
オリコン累積   60,000〜70,000
仮定売上枚数  114,000(発売元出荷枚数×0.95)
オリコン幅   約1.7〜2.0倍(仮定売上枚数÷オリコン累積)

  

そこで次はもっと一般店に置かれない、キャラソング(声優がアニメ内のキャラとして出すファン向け曲)を見てみます。この「涼宮ハルヒ」関連のキャラソングは現在9作(Vol.1〜Vol.9まで)出ており、いずれもオリコンでは2〜3万枚前後の売上得点になっていますが、この中から最も盛況だったVol.1〜Vol.3を見てみます。これも7月に合算で出荷枚数15万枚というデータがあります。そしてその時のオリコンは合算で7万程度。幅は2倍少しと、やはりマニア度が上昇すると幅も大きくなる傾向にあるのかもしれません。



今回の「涼宮ハルヒ」関連CDは、アニメ系の中でも「めざせポケモンマスター」(オリコン115万枚、出荷200万枚)以来、近年最大級の規模という特殊性はあるものの、今チラッと挙げたポケモン(幅1.8倍程度)と比較しても、アニメソングとオリコンの関係を見るにはそこそこの題材ではないかと思います(「めざせポケモンマスター」はコンビニや露店でも売ってたしね…)。ひいては近年チャート上位に見られるオリコン3万枚前後のアニメ関連CDも、恐らくこの程度の中に収まるであろうと推測できます。



そういうことで今後、中規模アニメ関連作品の売上はオリコン累計の2倍弱ということに仮定します(脳内)。ちなみに一般作は1.1倍、発売元ジャニーズエンタテイメント作は0.8倍くらい、その他コアジャンルの作品(一般店では置かれにくいCD)も中規模ヒットなら約2倍としてみます。演歌なんかも専門店が多いですが、こちらは正直まだよくわかりません。氷川きよしの様に一般曲と変わりないくらいなら通常通り1.1倍程度でいいかもしれません。(←これは全てのジャンルで言えます。「千の風になって」なんか、どこのCD店にもありますしね)



こうなると「ハレ晴レユカイ」は実質18万枚程度になりますか。一般作を1.1倍すると年間チャートで見れば50〜60位前後、大塚愛フレンジャー」やケツメイシ「男女6人夏物語」、堂本剛ソメイヨシノ」と同程度になります。まあこんなもんじゃないでしょうか。関連シングルの総売上は…100万枚程度になりますか。こっちはこっちで意味深な数字です。



とりあえずこういう結果にしましたが、やはり本心としてはやはりいつまでもCD売上を指標にするには限界があると思います。正直なところ、流行シングルチャートにコアなアニメソングがどんどんTOP10入りするというのはどうかと思いますよ。今回の「ハルヒ」くらい力のある作品ならまだしも、マニアだけが一定数を買う曲がチャート上位にポカンと出てくるのはやはり異常です。人気のある曲を的確に捉え、またジワジワと人気を上げている作品が実を結ぶ、そんなランキング基準を再構築する時は近そうです。

 夏ですよ〜


今聞いてる曲

君と月の光(初回限定盤)(DVD付)

君と月の光(初回限定盤)(DVD付)

▲2007年上半期の曲を洗い出しながら今本文を書いてて、本当偶然に今この曲を聞いてるところ。SOPHIA久々の本格バラード+ロックですね。際立っていい曲ではないけれども、悪くない感じ。7月にアルバム出てるので、そっちで本格的に聞く予定です。



はてなブログさんのログイン不良(限定的だったらしいけど)がいつの間にか解消されていたので、また更新してみようかと思います。続くかどうかはわかりませんが、僕はやはり体質的に「更新→停止→更新再開→…」を繰り返さないと落ち着かないタイプの人間らしいです(←私見ですが、賛同いただける方結構多いと思います…)。そして久々更新となれば、まずやることは現状報告、というのもいつものパターンになってきましたので。


まあ日常と言えば、社会人一年目をそこそこ満喫させていただいております。残業もそんなになく、平日は家帰って音楽聞きながら寝て、休日は引きこもったり実家帰ってゲームしてるかのどっちかです。趣味の話は…なんか長くなりそうなのでまたの機会にします。


あと、以前途中で更新止めたやつの続きとかありますよね。余裕があれば順次更新していきます。

・ジャニーズとかアニソンとかの売上についてのやつ
・最近の音楽事情について
・趣味的な話
・J-POP的な話

GWを振り返って鬱


今聞いてる曲

CHE.R.RY

CHE.R.RY

▲大ヒット中YUIの8thシングル。これまでの彼女のシングルとは違った、軽くて爽やかな曲調が聴きやすい。CM曲として大量OAもされているようだが、一度ゆっくり聴いてみるのも悪くない。



なんかずっとブログ更新できない状況が続いていましたが、ブラウザをFirefoxにすれば更新できるという話を聞いて、どうにか更新してみます。


前回までの話を続きをしたいところですが、…もう古くなっちゃったこともありますし、とりあえず近況報告をば。このGWを(自分のためにも)まとめておきたいと思います。



4月27日(金)
新入社員教育の最終日、同期と過ごした1ヶ月の締めくくりとして、社内の新人歓迎会でお偉方と飲み、その後新人全員で2次会。同期はほぼ全員ばらばらになるということで、実はもうほとんど会わないメンツでもある。家が遠い奴から順番に席をはずす中、やっぱり終電がなくなるまで帰らない俺。派閥違いの奴らは朝までコースというが、迷ったあげく帰宅組の家にお泊りすることに。


4月28日(土)
終電車で下宿の同期の家行く途中ゲーム屋へ行く。そこにはなんとWiiが売っていた!初任給が出たばっか+酒のノリもあり、目の前のコンビニATMで万券引き出し即金購入。そのまま朝まで吐くまでWii
朝7時にWiiを抱えて帰宅。何やってんだか。何か寝る気もおきず、寝たのは10時頃。13時に起床し、そのまま親父の車に便乗させてもらって会社のフットサルサークル体験入部へ。この時Wiiを実家へ輸送。16時キックオフ。フットサルまじしんどい上、当然メガネがありえない形に
そのまま歳の近いフットサルの先輩方と飲み。愚痴りながらもかなり多めに出してくださった先輩はさすが。2次会は同期数人とカラオケ。もちろんオールで、(理解ある同志だったため)ハルヒ曲とかも歌いまくった。


4月29日(日)
ミスチルの「youthful days」をラストに合唱し(我ながらナイス選曲)妙な寂しさを感じた後吉野家で朝食とって帰宅。8時頃帰宅し、3時間ほど寝るが、13時に親父に召喚される。(俺を運転席に乗せつつ)外で飲むから17時に車で迎えに来いとさ。注意深く読んでる人はわかるだろうが、睡眠時間が結構ヤバいことになっている。でもまあこの隙に実家(てかWii)へ。なぜか親戚が集結しており、ガキ共にWiiを取られる
5時に親父を迎えに行き、そのまま親父の仕事場(兼第2の実家)へ。夜勤なのに飲んでる親父カッコヨス。親父を降ろした後、曲がったメガネの修理+買い物のため、オカンを車に乗せショッピングセンターへ。睡眠時間が限界を迎えつつもメガネ修理+買い物。帰りにオカンとココイチでカレー。次の日に遊ぶ同期、近所の友人とダベってから就寝。


4月30日(月)
鹿児島から出てきた同期と2人で大阪観光をすることに。朝10時半に住之江公園に迎えに行く。観光・実用・周遊・遠出の4コースを昨晩プランニングしていたが(このためこの日も睡眠不足)、実用を志望。大国町で下車、今宮戎、新世界、通天閣、そのまま日本橋電気街へ。ここで相方が重度のオタクだったことが自然と発覚。そのまま電気街で4時間ヲタ巡り。俺もローゼン、ハルヒグッズをここぞと購入。
イカン、イカンぞ!と気が付き日本橋を脱出した時には既に16時。なんば花月くいだおれ、かに道楽、ひっかけ橋、道頓堀、心斎橋筋商店街を案内後、17時にクリスタ長堀で遅すぎる昼飯。地下鉄で大阪城へ。既に18時前で入城できず。天満橋まで歩き、地下鉄で梅田へ。地下街、阪急3番街、ヨドバシ、お初天神などを案内し(俺しゃべりっぱなし)、淀屋橋の中ノ島、市役所を案内して解散。ちなみに日本橋後はオタグッズを抱えたままの観光。城ホールでポルノのライブがあり、一般人になじめてないオタ2人がハイライトだった。
その後その足で実家へ。家族とのWii合戦が終わったのは深夜3時半のこと


5月1日(火)
実は2日〜4日に自転車で鳥取〜出雲というコースを検討しており、1日はその準備に充てる予定だったが、連日の睡眠不足とフットサルによる筋肉痛のため断念。この日は一日中実家でWiiやって過ごした。親父とオカン熱中しすぎ。4日間に及んだ睡眠不足がやっと解消。


5月2日(水)
やっぱり朝からWii。親父がついに窓ガラスと俺の手と電球を破壊。内、電球は取り返しのつかないくらいの事態に。それでもオカンが掃除機をかけてる横で続きをやってる親父カッコヨス。17時に家族で外食、親父は仕事場(実家その2)へ移動。それに便乗して帰宅。就寝。


5月3日(木)
一日中ひきこもる。


5月4日(金)
ひきこもってるだけじゃ飽き足らず再び日本橋ニンテンドーDSを売っぱらう。1年使ってボロボロだったが\13,800で買い取ってくれた。月曜とは違うコースを1人で歩き、キューブのゲームを破格で購入したり、ローゼン、ハルヒグッズを買い増したりしてアキバ的ショッピングを楽しんだ。とらのあな2号店など同人系の店にも入ってみてその雰囲気を謳歌。女子率が6割超えてたのが意外だった。
帰りにニンテンドーDS購入。\16,800定価。たった\3,000円で新品になった。


5月5日(土)
また別の同期と会う。顔はWaTのウエンツみたいにかっこよく、礼儀正しく常に敬語でしゃべってくるのに、オタ用語一言で言うと絵師さんな方。血液型ABの知り合いは多いが、彼もまたABらしさ(天才肌)たっぷりだった。顔からは想像もつかない散らかった部屋でハルヒ本編をyou tubeで全部一緒に見て、晩飯食って帰った。


5月6日(日)
GWの終わりを感じつつ、一日中ひきこもる。現在鬱鬱まっさかり。



<後日談>
・どう見ても2日〜4日が無駄日です。本当にどうもありがとうございました。
・大阪案内した同期談「ある意味とても実用的だった」
・DS新しくするなら今が最後のチャンスです(この連休で大量出荷されてるようなので)。
・親父はついに玄関でWiiをはじめたようです

 オリコンに表記されない売上2

今聞いてる曲
[rakuten:cd-abbey:10011446:detail]
▲07年注目と言われている、フェイトステイナイトというアニメのキャラソング。TOP20に登場したので聞いてみたが、メロディーに特化したかなり出来のよい曲。借りるのに精神的な面も絡んで苦労したが、それなりの価値がある曲だと踏んだ。




どらごんの勝手な音楽論議第2回(全3回)。
第1回はコチラ http://d.hatena.ne.jp/dragonantena/20070224/p1




<前回のあらすじ>
オリコンはたかだか全国の主だったCD店を対象に調査を行っているに過ぎません(TSUTAYAすら含まれていません)。そしてアニメや演歌、サントラ、他ジャンルのコアな作品が果たして主だったCD店に置かれているでしょうか。となると、これらのCDの売上は、オリコンでは過小評価されている可能性があります。


ちょっと怪しいオリコンCD売上があるのはおわかりいただけたと思いますが、今回はマイナス方向の怪しいを見たいと思います。オリコン集計に含まれない、CD屋に置かれにくいCDの売上はどんなものでしょうか


例として今回はアニメ関連のCDを挙げます。近年盛況な割にあまり一般のCD屋では置かれない、ながら、オリコン5位とかチャートをそこそこにぎわせているジャンルの代表であること(たてまえ)、そしてここ1,2年自身にとっても馴染み深く、なおかつ応援したいものであること(ほんね)、が例として挙げる理由です。(正直です)


普通に考えてください。街角にあるCDショップに、アニメ関連のCDはどれだけ置かれているでしょうかポケモンジブリ関連、ガンダムなんかがちょこちょこっと置いてあるのはよく見ますが、今回注目する近年人気上昇中の深夜アニメの曲なんかは店中探してもほとんどない、というのが普通です。これらのCDは一般的なCD店より、アニメショップや通販で買う方が主流かと思われますが、それらはオリコンの集計には含まれません(アニメイトなど一部大型チェーンやアマゾンは入ってるらしいです)。従ってこういった作品については、オリコンチャートでは実際の数字より低く見積もられてしまいます


例えば、とてつもなくディープなアニメのCDがあったとします。一般のCD店ではほとんど置かれず、オリコンでは売上100枚でした。しかしマニアがオリコン集計対象外のアニメショップで1900枚買っていたとします。こうなればオリコンと実際の売上の比は20倍にもなってしまうことになります。


これはもちろん極端な例です。そんなマニアックなデータを知りたいならばアニメショップの納品書でも集計した方が早いですし、そもそも一集計業者にそこまで求めるのは酷です。


しかし近年、上記のような売れ方をするCDがチャートの上位に頻繁に登場するようになりました。それが深夜アニメ系、または声優アーティストなどで、主に局地的な人気を誇る作品です。特に去年大量リリースされた「涼宮ハルヒの憂鬱」関連のCDは、局地的な人気で一般チャートを大きく賑わせた代表作であると言えます。
アニメ専用の曲(例えば「ドラえもん」とか「なんとかレンジャー」みたいな)でありながら、何とオリコン集計で関連作総計55万枚に達しました。上記のジブリ関連や、アニメでも声優アーティストのCDならまだCDショップに置かれる可能性はありますが、この「涼宮ハルヒの憂鬱」は深夜アニメでしかも地方局でしか放送されなかったアニメ。そんなアニメの、アニメ専用CDが、オリコンが集計かけるような店舗に置かれる可能性はどれくらいのものでしょうか。自分がCD屋の店長なら、まず入荷しません。


実際、シングル「ハレ晴レユカイ」発売初日は、需要の割にアニメショップの予約以外にはどこの店舗にも置かれず、オリコン初日ランキングは圏外。しかし数日後に一般CD店に追加出荷され、4日後(だったかな)にはオリコン2位まで上昇したという珍事が起きました。これが去年ネット界、アニメ界、チャートマニア界では有名な「ハレ晴レ騒ぎ」で、いかにオリコン集計店舗以外での販売数が多いか、ということを如実に見せ付けました。


現在(2月末)この
ハレ晴レユカイ」(エンディングテーマ曲)はオリコン累計98,559
涼宮ハルヒの詰合」(挿入歌集)は100,426枚、
冒険でしょでしょ?」(オープニングテーマ曲)は64,299枚
キャラソングVol.1〜Vo.3までの合計は約110,000枚
らしいです。
「ハレ晴レ」と「詰合」はほぼ10万枚に達し、深夜アニメ系ではダントツの歴代1位、2位、アニメ・声優界全体で見てもガンダム、林原と僅差での歴代1位争いということです。これらは去年7月リリースながら超ロングヒットでいまだチャートイン中。来週以降も上積みされ、更なるロングヒットの可能性も濃いようです。


ただあくまでもこれらはオリコン集計。次回はこれらのCDはオリコン集計と比べてどれくらいの誤差があるのかを予測してみたいと思います。

ハレ晴レユカイ。すっごい計算されて作られた曲だと思います。

サクラサク

サクラサク

▲00年代歴代1位、林原大先生。これも名曲!


次回へ続く

 岡山に行ってきました

今聞いてる曲

Lovers Again(DVD付)

Lovers Again(DVD付)

▲新メンバーは見た目も声もEXILEっぽくない人だが、曲の方は相変わらずなかなかのもの。特に連続リリース第2弾となるこの曲は、これまで通りでありながらも物悲しさが新しい冬のナンバー。かなりいい感じなので聴いてみるといいよ。




岡山に行ってきた。うん北海道行く予定だったけどね、結局何かが憑いたように熱は下がらなかったね。社会人前最後の休みも、終わってみれば残ったのは飛行機のキャンセル代だけという、なんともまあこれからの人生前途多難の予感。
まあその代わり1泊で岡山に牡蠣を食べに行ってきた(別に広島でも岡山でも一緒だ)。これで次はノロウィルス感染、とかなったらそれはそれで強運の持ち主だと思うことにしたが、現在のところ別に元気なのでその線もない普通の人間の様である。それでいい。


行ったのは日生というひなびた漁村。僕にとってはお馴染みで、何か行き先に困ったらとりあえず来るところ。大阪から新快速で1時間55分と比較的近場ながら、山陽本線からもはずれ、思いっきりド田舎の雰囲気がある瀬戸内の町。牡蠣の産地=ノロウィルスのせいで例年比50%ほどひなびていたが、観光客が気にしても仕方がない。駅前からホテルの送迎バスに乗り、海に突き出した半島の山の上という、思ったより好条件な宿泊施設に到着。夕方山にこもって歌って、夜に牡蠣を日本酒で食って、風呂入って寝た。交通費含め1万5千円かからなかった旅行にしてはかなり満足できた。
山にこもって歌って、ってとこにちょっと説明いりますか。いりませんね。エアギターって気持ちよさそうだと思う。


大阪、神戸あたりの人にとっては近く、安く、食べ物もおいしく、小豆島はじめ島巡りにも便利な、割と穴場な観光地だと思うので是非。
日生町観光協会 http://www9.ocn.ne.jp/~hinase/

 オリコンに表記されない売上1

今聞いてる曲

▲主人公だけは…っ、と耐え切れず買ってしまいますた。。。『野郎のキャラソング、後悔は買ってからしろ!』という売り文句に乗せられたーっ。キャラソングとして驚異的な売上を記録し続け快進撃を続ける『涼宮ハルヒの憂鬱』、9枚目でついに主人公登場。曲は完全にウケ狙いですから、僕は買ってかなり笑わせていただきましたが、そこまでおすすめできません。





『そもそもオリコンはたかだか全国の主だったCD店を対象に調査を行っているに過ぎません(TSUTAYAも含まれていません)。そしてアニメや演歌、サントラ、他ジャンルのコアなCDが果たして主だったCD店に置かれているでしょうか。ということです。』



06年TBR年間チャートがもう出ているのですが、06年はアニメ関連曲の年、と言っていいほどのランキングになりました。オリコンその他で迫害されつつもTOP10入りをジャンジャン果たしたチャートの勢いに引きずられた、という感じかもしれませんが、それ以前に僕は基本的にヒット曲をちゃんと聴くのはTOP20までなので、単にたくさんこういった曲を聞く機会があったと言った方が正しいかもしれません。そしてその中で、どらごんの好きな音楽ジャンルと偶然一致したというだけのことでしょう。
つまりこの前白状した「一定のリズムを刻み続ける少し面白い感じのメロディー重視ポップロックス」+「90年代中盤〜現在のヒット曲」という僕の趣味と、今年のアニメヒット曲の相性が非常によかったということです。またもう一つ、一般J-POPのクオリティーが低く、そのせいでアニメ関連曲が目立ったことも影響が大きいと思います。



その中でも特に現実、TBRチャート共に06年すさまじい勢いを放ったシリーズと言えば「涼宮ハルヒの憂鬱」関連の曲でした。どらごんが注目するオリコン20位以内になんと12曲を送り込み、TBR年間チャートでは、「God know...」が史上初の純粋なアニメ系ソング出身として年間1位を記録。内殿堂入り曲は6曲、TOP100内にはほとんどの曲がチャートインするという猛威を見せつけました。
あまつさえこの音楽しか聞かない、家にテレビもない1人の人間を、音楽からアニメ、原作小説まで引っ張ったくらい曲に勢いがあったと思います。オリコンチャートでも関連シングル10枚が全てTOP20入り、さらにほとんどの曲が驚異的なロングヒットを現在も記録中、年末には全ての作品がDJ OZMA並み(30〜60ランクアップくらい)の再上昇をするというヒット曲ぶりを発揮したようです。
関連URL http://dice1.blog69.fc2.com/blog-entry-260.html




さてここでですが、僕は基本的にこれまでオリコンの順位・得点を基準にヒット曲を聞いてきました。捏造、自社買い、その他もろもろのうわさはありますがそこんとこはほぼ割り切って、実質売上は数値のほぼ1割増くらいかなーと思って売上を脳内に記憶しています。近年はダウンロードもありCD売上だけでは曲の人気を計れなくなってもいますが、信頼のおける音楽ダウンロードチャートもまだない現在、やはりオリコンのCD売上得点をかなり参考にせざるを得ないのが現状です。



ただ去年アニメ系の曲をたくさん聞いたり、不自然なジャニーズ1人勝ちを見たりしていると、やはりそろそろ限界が近いことを感じました。そのオリコンCD売上自体も、かなりムラがあることを改めて思い知らされたのです。



そもそもオリコンはたかだか全国の主だったCD店を対象に調査を行っているに過ぎません(TSUTAYAも含まれていません)。そしてアニメや演歌、サントラ、他ジャンルのコアなCDが果たして主だったCD店に置かれているでしょうか。ということです。



まず去年のジャニーズは限定盤が8種類も出たり、予約枚数も売上に入れてしまった(といううわさがあった)り、KAT-TUNのデビュー曲の出荷枚数とデータが結構ちぐはぐだったり、自然と過小評価せざるを得ないと思います。
それとこれは前から思ってたのですが、ジャニーズエンタテイメントから出るCD(KinKi KidsKAT-TUN)だけが、その他事務所所属ジャニーズユニット(V6@エイベックスとかTOKIO@ユニバーサルとか)より毎回記録上上乗せされている気がしてなりません。KinKi Kidsが未だにジャニーズ人気アーティストとしてTOKIOやV6の4倍近い人気があるとは思えないのです。
例えば去年なら、KinKi Kidsの「夏模様」という曲が倖田來未の「4 hot wave」との一騎打ちに勝利したのは絶対におかしいし、また同曲が、あれだけ流行ったTOKIOの「ソラフネ」と年末までほぼ同じ売上だったというのも信じがたいことです。特にKinKi Kidsに関してはギネス記録というものもあるため、「カナシミブルー」以降のシングルは(この曲以降売上がいくらなんでも不自然に上昇、その後ほぼ固定)自社買いや捏造はほぼ確実であると僕は思っています。
毎回言うように僕はJ-POP信者としてジャニーズ系は大好きですが、ここだけははっきりおかしいと思っています。タッキー&翼の出世曲とも言える名曲「夢物語」20万枚に対して、キンキの曲がずーっと30万枚以上の記録というのはさすがに…。(似たもの同士…と言ったら失礼ですが)フレッシュな方が人気があるアイドル系で、これはあまりにも不自然だと思いませんか。



余談になりますが、よく騒がれるエイベックスに関しては、少なくともオリコン上では結構正確だと思います。「〜万枚限定」関連はオリコン比95%は消化していますし、第一一応CDを取り扱う店舗で働いていた者の実感として、浜崎あゆみ大塚愛の人気の高さは、CD売上の低さを逆に疑いたくなるくらいです。同じアイドルでもモーニング娘。系は、ユニット関連も見る限りかなり分相応ですし、やっぱりジャニーズだけが不自然に見えてしまうのは仕方ないと思います。




次回は今回のジャニーズの逆のパターンを考える考察をしてみます。