オリコンに表記されない売上1

今聞いてる曲

▲主人公だけは…っ、と耐え切れず買ってしまいますた。。。『野郎のキャラソング、後悔は買ってからしろ!』という売り文句に乗せられたーっ。キャラソングとして驚異的な売上を記録し続け快進撃を続ける『涼宮ハルヒの憂鬱』、9枚目でついに主人公登場。曲は完全にウケ狙いですから、僕は買ってかなり笑わせていただきましたが、そこまでおすすめできません。





『そもそもオリコンはたかだか全国の主だったCD店を対象に調査を行っているに過ぎません(TSUTAYAも含まれていません)。そしてアニメや演歌、サントラ、他ジャンルのコアなCDが果たして主だったCD店に置かれているでしょうか。ということです。』



06年TBR年間チャートがもう出ているのですが、06年はアニメ関連曲の年、と言っていいほどのランキングになりました。オリコンその他で迫害されつつもTOP10入りをジャンジャン果たしたチャートの勢いに引きずられた、という感じかもしれませんが、それ以前に僕は基本的にヒット曲をちゃんと聴くのはTOP20までなので、単にたくさんこういった曲を聞く機会があったと言った方が正しいかもしれません。そしてその中で、どらごんの好きな音楽ジャンルと偶然一致したというだけのことでしょう。
つまりこの前白状した「一定のリズムを刻み続ける少し面白い感じのメロディー重視ポップロックス」+「90年代中盤〜現在のヒット曲」という僕の趣味と、今年のアニメヒット曲の相性が非常によかったということです。またもう一つ、一般J-POPのクオリティーが低く、そのせいでアニメ関連曲が目立ったことも影響が大きいと思います。



その中でも特に現実、TBRチャート共に06年すさまじい勢いを放ったシリーズと言えば「涼宮ハルヒの憂鬱」関連の曲でした。どらごんが注目するオリコン20位以内になんと12曲を送り込み、TBR年間チャートでは、「God know...」が史上初の純粋なアニメ系ソング出身として年間1位を記録。内殿堂入り曲は6曲、TOP100内にはほとんどの曲がチャートインするという猛威を見せつけました。
あまつさえこの音楽しか聞かない、家にテレビもない1人の人間を、音楽からアニメ、原作小説まで引っ張ったくらい曲に勢いがあったと思います。オリコンチャートでも関連シングル10枚が全てTOP20入り、さらにほとんどの曲が驚異的なロングヒットを現在も記録中、年末には全ての作品がDJ OZMA並み(30〜60ランクアップくらい)の再上昇をするというヒット曲ぶりを発揮したようです。
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さてここでですが、僕は基本的にこれまでオリコンの順位・得点を基準にヒット曲を聞いてきました。捏造、自社買い、その他もろもろのうわさはありますがそこんとこはほぼ割り切って、実質売上は数値のほぼ1割増くらいかなーと思って売上を脳内に記憶しています。近年はダウンロードもありCD売上だけでは曲の人気を計れなくなってもいますが、信頼のおける音楽ダウンロードチャートもまだない現在、やはりオリコンのCD売上得点をかなり参考にせざるを得ないのが現状です。



ただ去年アニメ系の曲をたくさん聞いたり、不自然なジャニーズ1人勝ちを見たりしていると、やはりそろそろ限界が近いことを感じました。そのオリコンCD売上自体も、かなりムラがあることを改めて思い知らされたのです。



そもそもオリコンはたかだか全国の主だったCD店を対象に調査を行っているに過ぎません(TSUTAYAも含まれていません)。そしてアニメや演歌、サントラ、他ジャンルのコアなCDが果たして主だったCD店に置かれているでしょうか。ということです。



まず去年のジャニーズは限定盤が8種類も出たり、予約枚数も売上に入れてしまった(といううわさがあった)り、KAT-TUNのデビュー曲の出荷枚数とデータが結構ちぐはぐだったり、自然と過小評価せざるを得ないと思います。
それとこれは前から思ってたのですが、ジャニーズエンタテイメントから出るCD(KinKi KidsKAT-TUN)だけが、その他事務所所属ジャニーズユニット(V6@エイベックスとかTOKIO@ユニバーサルとか)より毎回記録上上乗せされている気がしてなりません。KinKi Kidsが未だにジャニーズ人気アーティストとしてTOKIOやV6の4倍近い人気があるとは思えないのです。
例えば去年なら、KinKi Kidsの「夏模様」という曲が倖田來未の「4 hot wave」との一騎打ちに勝利したのは絶対におかしいし、また同曲が、あれだけ流行ったTOKIOの「ソラフネ」と年末までほぼ同じ売上だったというのも信じがたいことです。特にKinKi Kidsに関してはギネス記録というものもあるため、「カナシミブルー」以降のシングルは(この曲以降売上がいくらなんでも不自然に上昇、その後ほぼ固定)自社買いや捏造はほぼ確実であると僕は思っています。
毎回言うように僕はJ-POP信者としてジャニーズ系は大好きですが、ここだけははっきりおかしいと思っています。タッキー&翼の出世曲とも言える名曲「夢物語」20万枚に対して、キンキの曲がずーっと30万枚以上の記録というのはさすがに…。(似たもの同士…と言ったら失礼ですが)フレッシュな方が人気があるアイドル系で、これはあまりにも不自然だと思いませんか。



余談になりますが、よく騒がれるエイベックスに関しては、少なくともオリコン上では結構正確だと思います。「〜万枚限定」関連はオリコン比95%は消化していますし、第一一応CDを取り扱う店舗で働いていた者の実感として、浜崎あゆみ大塚愛の人気の高さは、CD売上の低さを逆に疑いたくなるくらいです。同じアイドルでもモーニング娘。系は、ユニット関連も見る限りかなり分相応ですし、やっぱりジャニーズだけが不自然に見えてしまうのは仕方ないと思います。




次回は今回のジャニーズの逆のパターンを考える考察をしてみます。