かんたん!ヒットアーティストクッキング

今聞いてる曲

小松未歩5 ?source?

小松未歩5 ?source?



今ちまたで一番はやってる曲と言えば
粉雪

粉雪

かな。


今週付けで推定売上は60万枚、これは05年でゆうたら年間4位にあたるすさまじい売上になる。
なんでこんなに売れてるかいな?
そりゃもちろんヒット曲の手順をキチンと踏んでいるからやで。
つまり、みんなが見てるドラマの曲→この曲ええやん→みんな好きって言ってる→俺も聞いてみるか
これ、ね。宣伝→曲パターン。
ヒット曲のすべてはこのパターンやね。
今ヒットしていない人はこの手順をどっかで誤っとる、それだけのことやよ…。


そんじゃ、今日は簡単に06年人気アーティストを作ってみましょうか。
用意するもの
・これまでに露出のないアーティスト
・夜のドラマ主題歌
・耳あたりがよく、70年代の要素を取り込んだ曲
この3つがあれば1発目まではなんとかなるかな。






ではまずアーティストを準備します。
オーディションでもインディーズでも、3年目くらいのメジャー歌手でもいいです。
音痴が過ぎず、また今が旬のアーティストと声がかぶらない人を選んでください。
ボーカルはあまり不細工でも困りますが、キレイすぎる人は避けましょう
つもりがなくても顔売りという印象がつくと持続しにくいです。
そういう人を発掘できたら、とりあえずデビュー(または支援)させます。
タイアップは深夜番組のエンディング程度で、曲はほとんどパクリでも結構です。


2曲目は多少力を入れましょう。
タイアップは深夜番組でも構いませんので、曲の質をそこそこ上げてください。
パクリでも結構ですが、編曲は凝った方がいいでしょう。
徐々に話題になれば問題ないのですが、もしここでかなり上位に食い込むようになったなら、
できるだけ露出を避けつつ、ラジオなどで一気に売り込みをかけるのもありです。


1stシングル  3万 デビューさせる、多少売れる程度
2ndシングル  8万 音楽ファンの間で話題になる程度
===================
1stアルバム 30万 あまり大事にならない内に、内密に出す。後にロングヒット。




さて次で勝負したいところですが、ここは着実に行きましょう。
密かにアルバムを1枚リリース後、CM級のタイアップをつけチャート上位を狙うのです。
曲は1,2曲目の傾向を引っ張ります。質はどうでもいいです
とにかくここに新しい人がいる、ということを強調してください。


そしてそこまで整ったなら4曲目、ここで一気に勝負です。
ゴールデンのドラマ主題歌を取り、耳あたりがよく少し古めの要素を取り込んだ曲を放出します。
ここは作曲より編曲にこだわりましょう。新しい世界感より、少し懐かしめの要素をふんだんに取り入れたミディアムバラードがいいです。
詞も自分の主張より、ドラマに合わせた色恋沙汰+感動系を用意しましょう。
できるなら1人は実績のある大物にバックを任せると安心です。
もちろんターゲットは女性です。ジャケットの配色など細かいところに気を配ってください


これで大ヒット曲の出来上がりです。
宣伝で話題を募り、曲のパターンで皆を納得させる、それを忠実に実行しています。




しかしここで終わるわけには行きません。
せっかく苦労して大ヒット曲を出したのです。ベスト盤を最後の花火にするまでは生きてもらわねば困ります
1曲置いてタイアップを付けた後アルバム発売、これを順当に売りましょう。
注意点はすばやくやること。5枚目と6枚目は2ヶ月間隔でリリースすることをおすすめします。


3rdシングル 15万 話題沸騰でTOP10入り。曲は普通程度で。
4thシングル 120万 ドラマ主題歌で年間チャートもののヒットにする。
5thシングル 40万 前々作を踏襲したような何気ない曲で惰性を狙う。
6thシングル 55万 前作から速攻で。それなりのタイアップを付け、初登場1位を必ず取る
====================
2ndアルバム 200万 ブレイク曲、話題曲、惰性曲が揃った大ヒット作となる。




さてアルバム後ですが、次のシングルは放っておいても売れるので全力を出さないようにします。
次の曲もちょっと休憩がてら挑戦曲を出します。新しい一面を匂わせるのです。
で、問題は次、10枚目のシングル、3rdアルバムの先行シングルとなる作品です。
ここは全力でいきましょう
大型タイアップを付け、曲はデビュー時のような素朴な曲にするのがポイントです。
初期の曲の焼き直しでも、両A面でも結構です。
とにかく前作の売上げを下回らないようにすることです。
最終的に3rdアルバムの売上げが2ndアルバムの70%をキープできれば成功です。


さてここまで来たら、あとは惰性でベスト盤まで突っ走りましょう。
シングルを立て続けに2〜3枚ほどリリースし、内1曲は必ず話題曲にしなければいけません。
全盛期の持続、ということを心がけていれば問題ないでしょう。
そして一発ベストアルバムです。
1stシングル以前より活動しておりシングル曲が20曲以上なるなら2枚組、なくてもDVDを付けて2枚組にしましょう。
とにかくこれまでの活動をサラッと余すところなく網羅できるものにしましょう。
こうすれば3rdアルバムを越える枚数をさばけるはずです


7thシングル 75万 アップテンポや両A面で攻めれば放っておいても売れる。
8thシングル 35万 力を抜いて挑戦曲を。
9thシングル 60万 全力で売りにかかる。とにかく勢いを落とさないこと。
=====================
3rdアルバム 150万 ファンが拡散していなければ、前作比70%は確保できる。
=====================
10thシングル 40万 曲はそこそこでも構わない。
11thシングル 35万 両A面でいいので、ガクンといかないように。
12thシングル 45万 曲に力を入れる。ベスト盤に入ったときに聞かせ、ロングヒットを狙う。
=====================
ベストアルバム 190万以上 2枚組、DVD付きなど価値のある作品に。




ここまでを売り上げたら、そろそろアーティストを自由にしてあげましょう。
海外デビューしようが、別バンドを組もうが、結婚しようがもう追わなくてよろしいです。
ここから先は並大抵のことでは復活できません。本人たちに委ねた方が得策です
ただ、もう1回ちょろっと売れてもらう程度にはがんばってもらうようにしましょう。
ベスト盤はじめ、関連作の売上が伸びることでしょう。






ここまでヒット曲の作り方(後半は生かし方)の例を挙げたでぃ。
もちろんこれで本当にヒットするのかどうかは知りません┐(´∀`)┌ヤレヤレ
ただ言いたいんは、レコード会社のやり方でヒットするかしないかはほぼ決まるということ。
曲のよしあし、受け入れられるかどうかはその後についてくるもんやろね。
そう考えるとレミオロメンは今ちょうど4thシングルの辺りにいるかな。
この先どうなるんやろか、レコード会社の動きに要注目やね。どんだけ本気かわかるから。


…あんときオイラ言うたやんな、「倖田來未、次は99.9%の確率でベスト盤です」って。