タイアップ効果のお話

今聞いてる曲

禁じられた遊び

オイラの友達の間では今「ローゼンメイデン」の主題歌が大ブームなんかも。
ALI PROJECTを2枚ともレンタルしてきて、まさかその場にいた友人に何枚もダビングを頼まれるとは思わんかったよ…。
どっから見てもアニソンな曲をレンタルしてきて、「きんもー☆」とか言われるキャラのハズやねんけどね、オイラは。
アニメの方は叩くのにぴったりの内容やけど、音楽に罪はないということなんやろか。




音楽の楽しみはその直な曲の内容と、外見的な印象という２つから成り立つとオイラは考えとる。
音楽レビューを書く身である以上はできる限り前者を大切にしたいとは思うし、またそうあるべきやねんけど、
実際の話それだけでは音楽を100％楽しめないのも事実やと思う。
やっぱ音楽は楽しんでこそなんぼ。
外からの影響を受けそしてそれにつられてでも、結果的に音の中身も楽しむことができれば、
音楽は映画や漫画といった視覚的なもの以上に楽しい。


例えばオイラはめったにテレビを見いひん。
これは上記の“外見的な印象”を避けている、というのに当てはまる。
これによりオイラはちまたでよく聞く曲やからと言って、その曲を急に好きになったりすることはないし、
（例えば「青春アミーゴ」とWaTの「僕のキモチ」はハナっから同じくらいの評価）
逆にこっちから探さんと絶対に出会えない曲でもめちゃくちゃ好きになれる。
（例えばシロートが作った歌なしＤＴＭとか）
だから、例えば「青春アミーゴ」という曲。
この曲をドラマとリンクさせて聞いとる人は、恐らくオイラの10倍以上この曲で楽しんどるに違いない。
オイラはといえば印象付けされているわけでもなく、また曲もそこまでええものと思ってへんから、
結果的にこの曲ではそこそこしか楽しめていない、ということになる。


ローゼンメイデンにしても、オイラが見始めた理由は１つは萌えたから、
そしてもうひとつは何を隠そう、主題歌が気に入ったからやで。
アノ曲やなかったら、少なくとも自発的に毎週見る気にはならんかったやろ（ほんまやで）。
普通はアニメやドラマ見て、あのドラマで使われてる曲(・∀・)ｲｲ！とか思うんやろけど、
音楽中心のオイラからすれば全くの逆ってだけのこと。
アニメやドラマの内容なんて、主題歌さえよければぶっちゃけそこそこでもええの。
みんながドラマやアニメが面白ければ主題歌はそんなに気にしないようにね。


ドラマやアニメなど視覚的なものが自然と音楽の質にまで影響を与える中、
「アニメはなに…やけど曲は好き」と今回ALI PROJECTを持ち帰ってくれたことは、
ローゼン好きとしてやなくて、音楽好きとしてうれしかったね。
もっとこんな感じで音楽を聞いてもらえればええねんけどなぁ。

• • • ALI PROJECTの曲が音楽的に優れているかと言えばいろいろな意見がありそう。
    • メロディーは変則的で深く印象に残るが、いかんせんとってつけたような編曲が目立つ。
    • しかしそれを差し引いても、アニメの印象がなくても、万人の興味をひくという部分では驚異的。
    • まだの人は一度聞いてみたらどうでしょう。意外とハマりますよ。

禁じられた遊び

聖少女領域 (TVアニメ「ローゼンメイデン・トロイメント」オープニング主題歌)