B'z OFF THE LOCK
- アーティスト: B’z,稲葉浩志,松本孝弘,明石昌夫
- 出版社/メーカー: BMGビクター
- 発売日: 1989/05/21
- メディア: CD
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公に名は轟いてはいなかったが、水面下で大ヒットしたB'zの2ndアルバム。今回もシングル「君の中で踊りたい」との同時発売。3年にわたるロングヒットとなり、ファンにも人気のある作品。
【収録曲】１．君の中で踊りたい ２．HURRY UP！ ３．NEVER LET YOU GO ４．SAFETY LOVE ５．GUITAR KIDS PHAPSODY ６．夜にふられても ７．LOVING ALL NIGHT ８．OH！GIRL ９．ROSY 10．OFF THE LOCK
【長所】
▲前作から格段にレベルアップ
デビュー作「B'z」は音も古臭く今ではなんとも言えない作品だったが、今作はもはや全盛期と大差ないメロディー性を兼ね備えている。後々まで人気の曲も多く収録され、このアルバムからがB'zの本領発揮とも言える。
▲飾らないB'zサウンドの原点
89年の作品ということもあって多少の音の古臭さは責めても仕方がないが、松本のギターはこの頃を境にクオリティーを増す。そして現在も継続されている、作られたようにメロディーの整ったサウンドもこの時期に1回目の大爆発を迎えた。誰が聞いても耳に残るメロディーを量産できる体制がここで整ったと言えるだろう。
▲とにかく初期の人気曲が多い
B'zサウンドの原点ということもあって、このアルバムとにかくハイクオリティーな人気曲が多い。ロックリズムの「OH！GIRL」「LOVING ALL NIGHT」「HURRY UP！」、名バラード「NEVER LET YOU GO」などは、B'zをかじるなら絶対に聞いておきたい。
【短所】
▼やっぱり曲数が少ない
全10曲だが、10曲目「OFF THE LOCK」はあってないようなもの。実質一桁の収録曲数はやはり短所。まあ内容でカバーしてるのでそんなに気にはならないが。
▼同じような曲が続く
B'zの弱点として後々まで挙げられる、同じような曲ばっか、とい点はこの頃から顕著だ。特に４〜６曲目あたりは耳あたりがよく、サビの勢いもよく似ているので飽きがくる。
【総評】Å
前作から一転、高級なメロディー作品が多いので、B'zの初期作を求めるならこのアルバムからがよいだろう。ただ本格的なヒット作のクオリティーには欠けるためＡとした。
