音楽を普通に楽しむ人が減った
今聞いてる曲 中島美嘉「ひとり」
- アーティスト: 中島美嘉,Satomi,島健
- 出版社/メーカー: ソニー・ミュージックアソシエイテッドレコーズ
- 発売日: 2005/06/08
- メディア: CD
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ある音楽紹介の新聞記事を読んで、ふと物思いにふける。
そして考えること3時間…。
もう明日のテストは絶望的や。。。
チャートの上位にある曲でも、普通の人はまったくその曲を知らん時代。
こんな時代の中で、人々にもっと音楽のよさを知ってもらうんはどうすればええんやろ?
好調なメディアとのタイアップってもなかなかええもんやけど、最近はどうもそれをきっかけに音楽に親しむ人も少なくなったように思うわ。
今新人発掘ってさかんやよね。オイラみたいに音楽を推奨する人が真っ先に目をつけるところ。
音楽が発展するためには流動させて新しくして、競争させなあかん。そのためにはどんどん新しい人を投入するんが手っ取り早い。
心底は新しい時代を担う人がビッグヒットを放つことを期待して情報を流すんやろけど、オイラは別にそういうことをしたいわけでもないわけ。
曲さえよければ新しい人でも、熟年でもかまへん。別に1つのアーティストに固執せんでもええ。
確かにほっといたら新人アーティストが台頭するのは難しいんも事実。ずーっとお金や実績のあるアーティストが停滞して、競争も生まれへんかもしれん。
でももっと違う大前提が今はないやん。
それは人々の音楽への関心が薄れていること。
多くの普通の人がヒット曲さえ愛することを忘れてる。
音楽全体は発展してるんか衰退してるんかは微妙やけど(CD売上は減ってるけど、それだけやったら全然わからへん。着うたの躍進とかあるやん)、明らかに音楽を愛する人は減っていると思う。
例えばオイラたちの世代が音楽を好んだ年頃、具体的には97、8年くらいがピークやねんけど、その頃の曲ってのは(この世代なら)今でも誰もが知ってんねん。
そう、本当誰でも。別段音楽好きやないよーって人でもGLAYの「誘惑」、Kiroroの「長い間」、キンキの「硝子の少年」、SPEEDの「WHITE LOVE」、T.M.Rの「WHITE BREATH」、ELTの「Time goes by」、ラルクの「Honey」、ブラックビスケッツの「Timing」、MOON CHILD「ESCAPE」…。
こういった曲のサビが歌われへんって人(今21,2くらいの人で)おらんやろ?そんな曲がいくらでもあってん。
どの世代でもそういうのはあるんやと思う。
例え03年にSMAPの「世界に一つだけの花」がとんでもないヒットを放ったとしても、オイラ達にはMOON CHILDの「ESCAPE」の方が馴染みある曲として体に残んねん。
それが今あれへん。
今の中学生高校生は将来誰の曲を体に刻み込むことになるんやろ?ORANGE RANGE?アジカン?大塚愛?ホンマ数えるほどしかおらんね…。
事実めまぐるしく音楽流行はめぐり、中堅ヒットというもんは消えた。
ちょっと上位にランクインしても、リリース後1ヶ月もすれば忘れ去られてまう曲が増えた。
例:ラルクやGLAY、CHEMISTRYにB'z、アイドル勢など
逆に1度大ヒットしてまえば半年も1年も売れ続ける曲が増えた。
例:平原綾香「Jupiter」、一青窈「ハナミズキ」、ミスチル「Sign」など上位曲全般
そしていっぱしの音楽好きはそんな中堅の代わりにインディーズを追っかけるようになった。たまにそこからヒットが生まれるまでになってきたわな。
例:Def tech、モンパチ、サスケ、FLOWなど
わかる?普通に気軽に音楽を楽しむ層の欠如。
ヒット曲を何気なく楽しむ人が少なくなって、大ヒット曲だけに飛びつく人の増えたこと。
そしてそれにあきれてわざわざ深いところまで音楽を探しに行っちゃう人も増えた増えた。
両方とも全然悪いことやないし必要なことやけどな、もっと気軽に楽しもうよ?音楽。
もっと気軽に、今更なんて思わずに普通のヒット曲も聞いてみいひん?
そんな想いで日々ヒット曲を紹介し続けてるってわけ。
最近更新してへんけど(爆
とにかく、あーすっきりした。