初詣に行ってみた

今聞いてる曲

daiya-monde(ダイヤモンド)

daiya-monde(ダイヤモンド)



晦日の晩は家にいないのがオイラの慣習。
思えばここ数年は近所の友人とエキスポランドで年越しイベントを見るのがパターンやってんけど、
引っ越しもしたし、それにきゃつには女もおることやし今年は自粛。
ということで捕まえた友人と車でテキトーに散策することに。


はじめはドライブくらいの気持ちやったけど、なぜか京都まで行こうということになり進路は北東へ。
目的地はとりあえず金閣寺
到着。
友人「大晦日やのに閉まってるやん!」
オイラ「…寺やからやろ?」


そうこうしている内に道に迷う。
縦と横の大通りの名前くらいは知っとるけど、めったに京都なんか来んしな…。
もちろん気が付いたら山の中ですよ。
金閣寺から五分くらいで、しかもその道を行っても戻っても住宅街やのに、もちろん眼下に夜景が見えるのに、
なぜかここで異常気象時通行規制区間が登場。
周りは真っ暗。


少し進むとこらまた不気味な石段を発見。
ま、こうなるともちろんパターン的に「これは面白そうや」、と車を停め散策することになるのです。
街灯一つない山の中、ケータイのライトだけを頼りに山道を歩く。元旦寒い
はじめは10分くらいのつもりやってんけど、途中の標識によるとどうやらここはなんとか天皇の古墳らしい。
何かそれっぽいものがあるまで行ってみいひん?ということになる。


昼やったらそうでもないやろけど、今はケータイのライト一つ。これなかなかスリリングやで。
しかもだんだん道が消えてきて、途中からは分岐があるんかないんかもわからんよーなってきた。
2006年を迎えてまだ1時間やというのに、何か山の中で道に迷ってますよボクたち。
一体何をしているのか。


結局40分くらい行った所で「これはキリないで」っちゅーことになり引き返す。
今思えば、もしここでケータイの電池が切れとったら朝までその場で停滞やったような気もする。
とりあえず車に戻って山を降りてんけど、ここでふと思う。
ここでこのまま大阪に帰ったら、京都まで行って何をしてたのか全く説明できひん。
もうちょい何かして帰ろうぜということになり、また京都の街をさまよう。


オイラの希望としては
『一応初詣でらしい飾りつけをしてるけど、全く人がいない神社(笑)』が理想やった。
別に京都やなくてええやん、という突っ込みも無視、そういうとこを探すことに。


そういった話をしていた矢先、今出川通(かなり大きい)沿いに神社を発見。
かなり大きな鳥居が綺麗に飾りつけされとった。
…でも人影ねぇ〜!街中やのに!
願ったり叶ったりとはこのことや。早速コンビニに車を停め行ってみる。


ホントに人いねぇ〜!
京都の街中で、元旦で、飾りつけをした大きな神社でここまで人がおらんのはもしかしてレアなんちゃう?
一応おみくじや神物の販売もやっとったけど、売ってるのは…サッカーボール?
??一体何を奉っているんや!?と看板を見れば「まりの神様」とある。
まり… まり…。
いやいやいや、ちょっとキツくない?それ?
全日本代表・高原のサインとかもあったけど、もはやそれかなり関係薄いで
神社の名前は忘れた(地図に載ってなかってんけど…)けど、もう高原神社で記憶を整理しとけばそれでええかな、と。


ひとしきり笑った後(←バチあたり)、次は銀閣へ。
金閣寺行ったんやから銀閣寺も行かななー、という理屈。
到着。
友人「大晦日やのに閉まってるやん!」
オイラ「…寺やからやろ?」


まあ来たからええか…と思っていると、なぜか銀閣寺の駐車場に警備員が。
こ、これは何か秘密のイベントがあるんやろ!とバカな妄想を膨らませ車を停める。
友人「やっぱ閉まってるやん!」
オイラ「…だから寺やからやって」
友人「あっちにちょうちんがあんで」
どれどれ…と見ると、確かに大量のちょうちんが石段を囲んどる。


ナントそこはさっきより人が少ない神社やった!
オイラ達を含め参拝者はたったの5人。境内に他に気配はない。
ちょうちんには立派に火が灯っており、おみくじやグッズもしっかり販売。
しかも境内で「どうぞ」とおとそまで振舞われた!
…大量にジャラッと賽銭まいたように見えたかもしれんけど、全部1円玉やで…
ただでさえ少ないお客やのに、非常に申し訳ない気分になったわ…。(飲酒運転とかはこの際ナシで)
ちなみに友人はおみくじを引き、なんと凶に出会う。
実はさっきの高原神社でも彼は凶を引いており、これで2連発。
ある意味超ラッキーボーイかと。


さて本命の平安神宮は見るだけ見てスルー。駐車場に金払うんがウザかったの。
しかし!凶では帰れない…ということで、やってきましたよ地元茨木神社。
オイラにとっては今更な場所。たとえ一人でもほぼ毎年来とるからね…。
一通り見て夜店も堪能したのちおみくじを引く。
友人:大吉。(オイラはケチった)
うん!やっぱ今年はいい年になるんちゃう?と普通に盛り上がったとこで今回の旅は平和に終了。
明け方の空を遠くに見つつ家路についたのでした…。


テキトーに出かけただけでまさか真夜中に道なき道を進むはめになるとは思わんかったけど、
ま、最終的には年越しは家にいないという意地を通せたんでよかったかな。
ちなみに茨木神社のおみくじは9割が大吉ということをまだ友人には言ってません。