B'z RISKY
- アーティスト: B’z,KOHSHI INABA,TAKAHIRO MATSUMOTO,MASAO AKASHI
- 出版社/メーカー: BMGルームス
- 発売日: 1990/11/07
- メディア: CD
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「太陽のKomachi Angel」「EASY COME, EASY GO！」などで1位を連発しブレイク！今後も大ヒットが確実となった頃、トントン拍子で出されたアルバム。セールスも余裕で100万枚を突破した、B'z初の極大ヒット作。
【収録曲】
１．RISKY ２．GIMME YOUR LOVE ３．HOT FASHION ４．EASY COME, EASY GO！ ５．愛しい人よGood Night… ６．HOLY NIGHTにくちづけを ７．VAMPIRE WOMAN ８．確かなものは闇の中 ９．FRIDAY MIDNIGHT BLUE 10．It's Raining
【長所】
▲内容が濃い
たった10曲（実質9曲）なものの1曲1曲非常に重みがあり、また捨て曲もない。さらに1位獲得のシングル曲が序盤から中盤にかけて収録されているのもポイント。
▲隙が隙にならない全体のパワー
前半でシングルを投入、しかも当時1番のヒット曲だった「太陽のKomachi Angel」は収録されていないのにもかかわらず、それ以上にアルバム曲の出来がすさまじい。前半は語るまでもなく。後半はなよなよするかと思いきや、「VAMPIRE WOMAN」「FRIDAY MIDNIGHT BLUE」と完璧に盛り上げる。
▲サウンドが大幅に変化
80年代特有のテクノっぽい音が消え、現在のようなギター中心のロックサウンドに変化した。これにより曲の勢いが大幅に増し、B'zの特徴であるサビの打ちつけメロディーが効果的に耳に届くようになった。2曲目「GIMME YOUR LOVE」で早くもそれを思い知らされる…！
▲同じような曲のハズだが
サビで爆発させる同じようなタイプの曲が多いが、それぞれメロディーに特徴がありそれを感じさせない。それどころかそれを逆手に取って、いい曲がたくさんある！と感じさせてくれる。
【短所】
▼曲数が少ない
90年3枚目（！）のアルバムということもあるのだろうが、曲数が10曲しかない。しかも1曲目「RISKY」はほぼイントロ、10曲目「It's Raining」もアウトロの語り曲で、1枚としてはとてもこじんまりした構成になっている。だからこそ内容が濃く見えるのかもしれないが、それとこれとはまた別のお話。
▼太陽のKomachi Angelは？
期間的にも曲数的にも2，3曲目あたりに放り込んで欲しかった。ミニアルバムは英語詞バージョンだったことだし。
▼曲の中に穴がある
アルバム全体としてはほとんど隙のない構成なのだが、10曲目「It's Raining」や6曲目「HOLY NIGHTにくちづけを」などの中堅曲自体には多少の手抜き感を感じる。
【総評】 Ｓ
曲数の少なさなど問題点はあるが、クオリティー的には90年代前半の名盤と言える出来。
