好きなことを書く
今聞いてる曲
- アーティスト: 中島美嘉,サトミ,川江美奈子,湯川れい子,mmm.31f.jp,宮崎歩,ローリ・ファイン,コールドフィート,根岸孝旨,島健,武部聡志
- 出版社/メーカー: ソニーミュージックエンタテインメント
- 発売日: 2005/03/09
- メディア: CD
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今日は修羅場やな…。
テスト最終日やってのにそんな気分でもないし。
まあこういう時にこそ、冷静に普段通り音楽で楽しむのが筋やんね。
で、ここ最近よー更新しとるけど、なんかアカンわ。
というと、自分は十分に音楽を楽しめてないと思うねん。
レビュー書いてる時もちろんそのCDなりMDなりを聞きながら書くわけやけど、そこで始めてこの曲にこんな一面があったんや とか、ああこのアルバムでこういう位置付けでこの曲が収録なれてるわけね とか気付くことが最近多いねん。
それっておかしいやん?
自分が十分楽しめて、それを誰かにわかってもらいたくて紹介文書いてるねんな。
なのに既に楽しんでるハズの曲の良さを書く直前に知るってのは…すなわちあんまり楽しめてないからそうなるんちゃうの?
昔は違ったで。
自分が好きやって思ったアルバムを文にしたとき それはスラスラ書けて、そんでもってあとこれ以上何を書けばええんやろ?とか思うんが普通やったような気がする。
それ即ち、余すとこなく曲を堪能してる印やろ?
それが最近はおかしい…。
書くときになって何かを考えとる。
レビューを書くときの基本として、主観と客観の比率ってのがあんねん。
主観ばっかやったらその作品はいくら目を凝らしても見えてけえへん文になり、逆に客観ばっかやと事実を並べただけの面白くない紹介になる。
意外に一般的には客観の方が文章はしっかりして読みやすい文になんねんけど、人が紹介してる以上絶対に100%客観ってことはありえへん。
どこかで自分が出る、いや出さんとアカン。もちろん人に読まれることを意識してな。
それが揃ったときに世界で一つだけのレビューが、人が読んで何かを動かされるレビューができる…と言われる。
確かにそうかもしれんわ。その通りやんね。
こういうことを意識しながら書いたレビューが、果たして本当に、本当に…?
確かに人に伝わりやすい文章でなおかつ意見があれば、読んだ人が「聞いてみるか」と思ってくれるかもしれへん。それが存在意義やろね。
でもそれやったらただの紹介文ちゃうの?たとえ主観が入ってても。
レビューを書く上で一番大切なんは、事実や思ったことをデータ化して書くんやなくて、想いで書くことやと思う。
一語一句曲への想いを込めて。
人に読まれるということを意識しながら書くよりも、むしろそれに対する想いがあれば自然に出てくるものがあるはずや。
その点今のオイラは、何かしら人に伝えたいという気持ちだけがあって、想いで書くことを忘れてる、その想いを作り出すこともできずにおる。
その根底にあるんは、やはり聞き足りてないということちゃうかな。
音の世界を楽しむことを忘れたらアカン。
今聞いてるこの曲を、自分以上に楽しんでいる人に顔向けできひんもんね、そんなんじゃ。